混同

満月さんの出勤時間に徒歩10秒くらいの車まで傘を差して行こうとすると、「そこまでしなくて良い、王子様ですか」と言われる。起き抜けにおでこに接吻した時には天然の女たしと言われる。これが素だけど、パートナーにさえあんまり発揮…

つごう

継続のために必要なのは意志のような精神論ではなく環境である。環境は意志によって自発的に造ることができるため、結局は意志であるということにもなりうるが、環境自体には特に継続がなく、あるとすれば時機のみとなる。 僕がこうなっ…

ふんいき

満月さんの出勤時間の8時20分に合わせて出発。早めにぱきっと身を起こしてゆったり身繕いするのはよほど深酒しなければ朝にぐだぐだすることがない僕となかなか合っている。僕は朝ごはんは食べない派なのだが、食べるのであれば僕も食…

つぎ

畳で直に寝て目覚めるのは幼少期の昼寝みたいで懐かしい。身体が痛い気がするが、この痛さは畳のせいではなく単に荷造りしたり重い荷物を短距離運んだりした筋肉痛が90%を占めていると思われる。 最後の晩餐が盛り上がっていつもより…

まるっと

畳の上に直置きで日記を書いている、この部屋最終日の日記。広いし寒いし感傷が凄い。18歳で実家から出た時間よりは短い。ここには何者かになる過渡期のつもりだったのになんだかんだ僕がぐずぐずして居残ってしまった。だからといって…

代償

村上さんの新刊を読んでいてなんとなく。 社会の輪というか螺旋のレールに流れようとすると個は添え物に過ぎないし、個で踏ん張ろうとすると螺旋から置いてけぼりになる気がするし、人という概念がそもそも分断というか分裂していてなか…

良い貌

感傷の連続に物理的な身体に寒気を感じる。 箱詰めしつつ片付けつつ。親しんだ本棚代わりのラックも解体。下の方にあった専門書達はだいたい廃棄になるのだが、歴史が積み重なっているなぁという感じ。小六法が10年分くらいあった。歴…

進撃

当初の予定だと本日に荷造りは終えていたのだが、身体が重くて夕方までずっと寝ていた。深夜まで寝ていて体力回復という説と、母親との通話で削られた気力回復という説と。満月さんは後者の説。たしかに昨日は昼から3人でお出かけできて…

上下左右

上がったり下がったり状況盛り盛りの2日間。 仕事最終日はなかなか忙しかった。この人と話すのも最後かぁと内心お礼をしながらやり取りはいつも通り。Photoshopの面白いスキルをまたゲット。 先生は私用で半休。特に挨拶もな…

考え過ぎ

桜が散って、躑躅が栄える。街路に植わっているのは季節感で都市生活に時間の感覚を失わせない為なのかもしれない。彩だけであればカラフルに配色すればいい。微々たる時間の移ろいは建造物では表現できない。 古参の先輩がしんみりと「…

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