22:40から。
春眠暁を覚えず。
やたらと眠い。脳がつまらなく感じているからではなく、単なる季節の変化だと思われる。
この界隈(かいわい)桜がピーク。浮かれて桜に寄っていく人達がたくさん見受けられる。
引き寄せられるのは人の性(さが)。
横目に出勤。
午前中と午後でちょっとしたお仕事。
釣り糸を垂らして待つ。ちゃんと釣れていればきちんと釣られるか引きちぎるかなのだが、釣れていないと何の反応もなくフェードアウトされる。
求心力(きゅうしんりょく)なのか相性(あいしょう)なのかは知らないけども、何をもって人は人を引き寄せるのだろう。
色々と考察はできるけども、自身には操作できない領域(りょういき)。
お仕事場は学校ほど固定的な場でないから、世界線が離れていくかもなというのはなんとなく予感する。例えば、先輩女子はそろそろ離脱するかもな。僕がお仕事場から離脱するのか、はたまた相手なのか。
今回はおそらく後者で、僕が楽しく仕事すればするほど居場所が無くなっていくのではないかという気分。僕はまだ営業が楽しくて仕方ないのだが、ちょっと成果が出ないと先輩女子は辞めたいと愚痴(ぐち)る。何かをしたいという願望(がんぼう)に重きを置く世界観は、自分の精神生活の方に境界線が寄っていて、変な話、非現実にまどろんでいる。
願望ベースの世界観だと、それこそ無限のまどろみの世界に陥(おちい)ってしまう。
まぁそれが普通なのだといえばそうなのだが、僕は動く人が好き。
昨日、書いた雑談の話もきっと世界観が反映されている。
ダイソンさんと話していて面白いのは、お互いが割と聞き手の世界を気にしているからであって、発話者が一方的に暴走というか迷走をすることが無いから。奔放(ほんぽう)に見えて、無意識下に相手のことを気にするというデフォルトがあるような。
先輩女子の発話は、どうあれ視点が1つしかない。
笑い話として話していることでも、他人が笑うのではなく自分が笑ったという話だもんで、話に入っていけない感じがある。
僕も視点が1つの話をすることがあるのだが、勝手にやたらと笑われる。
昨日(さくじつ)、実家からお米が届けられるので残業無しで早めに上がらせて下さいって言ったら、店長がやたらと笑っていた。定休日に届けてくれるようにしろよ(自分ならそうする)とか、自分の世界観とのズレで笑ったのだろうなというのは分かる。
おそらくこういう理由で早上がりしたいと宣(のたま)う人は今まで居なかったのだろうな。
本日、せっかく早く帰ったのに7分遅くて受け取れなかったというオチも付いて、また笑ってもらえた。
自分の話で人を笑わせるってかなり高度な技術体系で、だからこそ芸人が存在している。
店長は経験則で笑わせトークがあって、そこで場を和ませるのだが、僕にはそんな技術はない。
ただ、笑わせようとしないところで相手が笑ってくれることがあってこれはなんぞやと。
価値観のおかしさに笑われるようなところまでは出して居ないはずだけども、滲(にじ)み
出ているのかどうか。
ふと、この文章を読んでいる人がどうなのだろうと思う。
個人的には真面目に正座して読まれているより、こいつまた変なことを書いているわとくすっとされる方が楽しいな。
真面目の対義語は楽しみ。
笑わすこと笑われることは別事だけど、個人的にはどっちでも良いのかなという気分。
人がどういう時に笑うのかというのは、学問すべきところかもしれない。
笑いがない場所には幸せはない。
やれやれ。
そんなこんな、本日の仕事の後、近所の中華料理屋さんに散歩して夜ご飯を食べ、さらに散歩して帰ってきた。満月さんは僕と過ごしていると良く動く。夜桜を見るところまではいかなかったけど、散歩しながらお話をして楽しかった。
最近冷たいと言われたのだが、その理由ってこの文章に書いている気がするので具体的には返さない。他の人に心が向いたのかと言われるのも仕方ない。そんな時間は無いのは満月さんも知っているからじゃれつきでしかない。生活ってどちらかを甘やかすと破綻(はたん)する。
貢いでるから詐欺(さぎ)なのかと言われたが、この次元で言えば僕の方が貢いでいるというか、ここにうやってくる為にだいぶ貧乏(びんぼう)になった。これを貢いだからという解釈(かいしゃく)はない。満月さんから見放されたら生活がやばくなるくらいのところまで突っ込んでいる。もちろん、そうなったとしても恨(うら)むことは無い。
だって、自分で選んでここに来たのだから。
結構責任感がない質(たち)。長男なのに家督(かとく)を相続(そうぞく)することに無頓着(むとんちゃく)。お祖母ちゃんから何かを相続するみたいな話になったら、今度こそ相続放棄する。
自分が選んでないところからの財産なんて要らんし、血を継続する本能も知らん。
ただ、自分が選んだことに対しては責任を持つべきという人生劇場観はあるもんで、それほど変にはずれない気がする。
はい、ここまで。
おやすみなさい。
良い夢を。